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岩田康子さんの講演ビデオから学ぶ

  • しょうえつ
  • 22 時間前
  • 読了時間: 6分

先日、私の属するコミュニティーで表記の岩田康子さん(ブルーベリーフィールズ紀伊國屋代表)の講演会ビデオを観る機会がありました。


同じ78歳ということで特別な気持ちを持ちながら、ビデオを観させてもらいました。


何と、若くして(30代で)離婚を経験され、二人のお子さん達をご自分が引き取り、ブルーベリー栽培で自立し、子ども達を育て上げたというのですから驚きです。



それで私の義母のことを思い出しました。義母は、義父を30代で亡くし、4人の子供を育て上げたのです。柔道整復師という資格をとり、自立し、子ども達を育てました。



さて、ビデオを通して色々な気づき、学びがありました。それを「岩田さんの生き方から、同世代の私たちが学べる10」のこととしてまとめてみました。



1.人生は、何歳からでも「自分のもの」にできる

岩田さんの大きな転機は35歳ごろでした。

それまでの人生を捨てる、というよりも、

「ここから先は、自分が納得できる人生を生きよう」

と方向を変えたのだと思います。


人生には、「もう遅い」という時期があるのではなく、自分が本当にそう思った時が出発点なのかもしれません。


自分への問いは、

私は今、本当に自分が選んだ人生を生きているだろうか。

です。



2.準備が整ってから始める必要はない

農業の専門家でもなく、十分な経験もない中で、岩田さんはブルーベリー栽培を始めました。普通なら、


「もう少し勉強してから」「資金ができてから」「経験を積んでから」

となります。


しかし人生は、準備をしているうちに終わってしまうこともあります。

始めたからこそ、必要なことを学ぶようになった。

これは大切な順番です。

私が「準備不足」を理由に先送りしていることは何だろう。



3.「世間がどう思うか」より、「自分がどう思うか」

新しい土地へ行き、農業を始めるという選択は、当時としてはかなり大胆な決断だったでしょう。


それでも、自分が価値を感じる方向を選んだ。

人間は年齢を重ねるほど、

「今さら」「そんなことをしてどうする」「周りからどう見られるか」

という声に縛られがちです。


しかし幸福というものは、案外、

人から褒められる人生ではなく、自分自身が納得できる人生

から生まれるのではないでしょうか。



4.仕事と人生を分けすぎない

岩田さんにとってブルーベリーは、単なる商品ではありませんでした。

育てること、料理すること、人を迎えること、食を伝えること。

それらが全部つながっています。


私はここが非常に重要だと思います。

若い頃は、

「何を仕事にするか」

が大切です。


しかし人生後半になるほど、

「自分の人生そのものを何に使うか」

という問いの方が重要になる。



5.失うことは、終わることではない

火災によって、それまで築いてきたものを失った。

普通なら、そこで心が折れてしまっても不思議ではありません。


しかし岩田さんは再び始めます。

これは、

「人生には、何度でも第二章がある」

ということを教えてくれます。


財産や肩書きや仕事を失っても、

経験、考え方、志まで焼けてしまうわけではない。

ここには大きな希望があります。



6.年齢とともに「得る人生」から「渡す人生」へ変わる

若いころは、

「何を手に入れるか」「どこまで成功するか」

が人生の中心になります。


ところが成熟してくると、

「自分が得たものを誰に渡すか」

が重要になってきます。


岩田さんの活動が、農業から食育や次世代への伝承へ広がったことも象徴的です。


私は、人生後半の幸福には、

継承

という言葉が非常に重要だと思っています。



7.小さな「好き」を侮らない

ブルーベリーとの出会いも、最初から壮大な事業計画があったわけではありません。


「新鮮なブルーベリーなら、きっとおいしい。」

そんな小さな興味が、後の人生を形作っていきました。


人間の人生を変えるものは、必ずしも壮大な使命ではありません。

「なんとなく気になる」「やっていると楽しい」「もっと知りたい」

という小さな感覚。

そこに人生の方向を示す羅針盤が隠れていることがあります。



8.幸福は「楽であること」とは違う

岩田さんの人生には、相当な苦労があったはずです。

それでも、その人生には充実感があります。

ここに重要な違いがあります。


楽な人生 = 幸福な人生

ではありません。


むしろ、

自分が意味を感じている苦労

には、深い充実があります。


逆に、どれほど楽でも、自分が意味を感じられなければ空虚になる。

だから、

「何をすれば楽になるか」

だけでなく、

「何なら苦労してもやってみたいか」

を考えてみる。

これは人生を考える上で非常に強い質問です。



9.人生は一つの作品である

私は岩田さんの人生を眺めていて、農園、レストラン、料理、食育など個々の仕事以上に、

岩田康子という一人の人間が、自分の人生という作品を作っている

ように感じます。


私たちも同じです。

仕事、家族、農業、友人、勉強、地域活動、趣味。

一見ばらばらに見えても、

「私は何を大切にして生きている人なのか」

という一本の糸を見つけると、全部がつながってきます。



10.人生の最後まで「途中」でいい

これが私には一番大切に思えます。

人生を、

「60歳まで働いて、あとは余生」

と考える必要はありません。


70代でも80代でも、

「次は何をやろう」

と思っている限り、その人の人生は現在進行形です。


「完成した人生」を目指す必要はありません。

むしろ最後の日まで、

「まだやりたいことがある」

という人生の方が幸せなのかもしれません。



そして、ここからが一番面白いところです

岩田康子さんを分析するだけでは、少しもったいないと思います。

岩田さんをにして、自分自身を見てみるのです。


  • 私がこれまで最も「自分らしく生きていた」と感じる時期はいつか。

  • 他人の期待ではなく、自分で決めた大きな選択は何だったか。

  • 私が苦労してでも続けてきたものは何か。

  • いつの間にか諦めてしまったことはないか。

  • 今でも時間を忘れてしまうほど面白いことは何か。

  • 人生で身につけたものの中で、次世代へ渡したいものは何か。

  • お金にならなくても続けたいことは何か。

  • 「今さら」と思っているけれど、本当はやってみたいことは何か。

  • もしあと10年間を自由に使えるなら、何に使いたいか。

  • 最後に「ああ、いい人生だった」と言うために、これから何をしたいか。


そして最後に、一番重要な質問を一つだけ置きます。



「私は、残された人生で何を完成させたいか」

ではなく、

「私は、残された人生を何に使いたいのか。」


この二つは似ていますが、かなり違います。

前者には「成果」があります。後者には生き方があります。



私の場合、自然農法、種を次世代へつなぐ活動、てい鍼づくり、若い世代への継承、そして今なお新しいことを学び続けることなど、一見別々の活動の底に、すでに共通する一本の糸があるように見えます。


それはおそらく、

「自分が得たものを、自分だけのところで終わらせない」

即ち、何かの形で残していく。たとえばコンテンツとして誰かの役に立つようなものにする・・・

ということなのではないでしょうか。


岩田康子さんの人生と、皆様ご自身の人生を並べて考えていくと、かなり面白いものが見えてくるのではないかと思います。

 
 
 

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